長くお付き合いしている彼がいます。日常いて当たり前だけれども、もう長くマンネリ化して彼の気持ちもよくわからなくなっていました。口で表現するのは苦手らしいですが、多少はいつまでもデレデレしていたいのに、年を取ったことを棚会いに叱られてしまいます。年齢の事も考えてよ、みたいにあしらわれていまします。それでも、会い続けていたのでなんだか宙ぶらりんな気持ちでなんのために続いているのかとどこか寂しく思っていました。そんな彼からの嬉しかったプレゼントは、私の好きなインコを模った、フィギュアでした。フィギュアなんて興味がなかったのですが、良くできていて、好きな人の壺を抑えた出来にしあがっているのですね。とても、感心しました。フィギュア作家さんはファンの落としどころを良く分かっていて、とっても可愛い壺はちゃんと抑えてあって、痒いところに手が届く感じでした。いろいろな種類のインコを集めてプレゼントしてくれました。こういうマニアックなものを私のために一生懸命探して集めてくれたことを想像すると、私の事を理解しようと大事に思ってくれていたことが分かり、そのものの価値の何倍にも大切なプレゼントを頂いたことにとても嬉しかったです。今まで、わがまま言ってもらった、指輪より、誕生日にもらったネックレスより、何よりも嬉しかったです。今思えば、どのプレゼントも彼が思いを込めてくれていたことのほうが、大事だったのですが、目先の派手さや立派さに惑わされていたように思います。金額ではなく、いかに大事な人を思っていることが伝わるもののほうが一番のプレゼントだと気付かされました。このインコのフィギュアたちは一生大事にしておきたいと思います。長い付き合いの人も意外と知らないことがあると思います。こういう、さりげない気遣いのようなプレゼントのお返しをしたいと思っても、なかなかうまくいきません。普段から、相手の事を大事に思い、よく知ることは大切だということを改めて感じました。
40代女性一番嬉しかったプレゼント
