30歳女 特別な日の特別なレザーの長財布のプレゼントに感動

私は現在30歳、4歳の娘をもつシングルマザーです。在宅でハンドメイド作家やライティングをしています。私が男性からもらって嬉しかったプレゼントはレザーの長財布です。相手は元夫でした。私達が入籍したのは23歳の誕生日。結婚も重なって今までの誕生日とは違う特別な日・・・と私はときめいていました。もらった長財布のブランドは、以前から、「素敵だなぁ。」とショップは覗いたことはありました。でも、高級レザーを使用しているとだけあり、どれも手の届かないお値段で、私にとって憧れのブランドでした。そんな遠い存在だったブランドの長財布を元夫からプレゼントされたのです。包みを開いた時は、一瞬夢か現実か分からず、目を何度も閉じたり、開いたり・・・。大体の価格も知っていたので、第一声「こんな高いお財布、大丈夫?」と心配してしまいました。もらって嬉しいより、心配の方が大きかった私に元夫は、「今日は人生の中で特別な日だから、この財布と一緒に年月を重ねて、大切な時間を育てていって欲しい。」と答えました。それを聞いて、やっと嬉しいのと、感激の気持ちが押し寄せて、思わずウルウルしてしまいました。「色んなことを彼が考えてくれて、選んでくれたプレゼント。私は何て幸せ者なんだろう。」財布を手に取る度に、ニヤニヤしてしまったのを思い出します。そして、私は元夫の言ったように、大切に財布を使いました。一年、二年・・・五年が過ぎることには、マットなブラウンだったのが、深みのある飴色に。使うほどに愛着がわき、面倒くさがりの私でしたが、たまに自宅でレザーのクリームで丁寧に磨いたりもしました。その手間すら、愛おしく、充実した時間でした。この長財布がきっかけで、年月を重ねる度に、味わいが増して、自分と共に成長する革製品の良さに魅了されました。それ以降、自分が誰かの何か大切な日にプレゼントを贈る時、レザー製品を選んでいます。元夫とはその後、離婚してしまいましたが、長財布との思い出は今も大切に心の中にしまってあります。

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